1965年君津郡市からなる1市11町村を活動エリアとして成立した木更津青年会議所は当時、地域の中核を木更津市になっていたことからその名称を選定しました。そして1973年10月8日に社団法人設立許可を受け(社)木更津青年会議所となりました。
その後活動エリアは合併や市制化と経て木更津、君津、富津、袖ヶ浦の4市に集約され、当地域では一部において広域行政が行われ、市民生活レベルにおいても経済、文化、教育など個々の市を超えて営まれてきました。
東京湾横断道路、東関東自動車道の建設による交通網の拡充がもたらす東京、横浜、川崎、千葉などの大都市との都市間競争の激化や、かずさアカデミアパークの建設による流入人口の増加、情報の氾濫など正に大きな変動が予測される21世紀を迎えるにあたり私たち青年会議所は2つの目的のために、創立30周年を迎える1995年を期に名称を変更する決断をしました。
私達は変革の先駆者として、当活動エリアのつながりをより密にし、広域行政を推進する必要性を市民および行政に積極的に働きかけていくことが重要と考え、自らが実践し得るまず第一歩として、1992年の四市市民アンケートによって多くの方々に当地域の呼称として、支持され私達が提言した「かずさ」に名称変更しました。
またこの名称変更によって、木更津市以外の三市で当地域の団体として知名度低いため私達青年会議所の会員構成にアンバランスをきたし、会員拡大の障害になっていた要因を取り除き、バランスの良い会員構成によって組織のエネルギーを生み出し、当活動エリア全体に青年会議所運動の輪を拡げやすくした。
名称 | 承認日 | 承認番号 | 備考 |
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東京JC | 1949.9.3 | 001 | |
千葉JC | 1960.10.9 | 195 | |
木更津JC | 1965.12.12 | 311 | 1972年 社団法人設立許可 |
館山JC | 1969.12.3 | 428 | *スポンサーJCとは新しくJCを創設する際に推薦者となるロムをいいます。 *例会の始まりと終わりに鳴らす“ゴング”はスポンサーロムから頂き、 |
かずさJC | 1994.7.21 | 名称変更 | 実施日1995.1.1 館山JCのスポンサーとなる |
サマースクール | 1980年千葉ブロック主催「洋上セミナー」参加をきっかけに始まりました。 |
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わんぱく相撲“かずさ場所 | 東京JCが始めた運動で、全国のJCに広がり、地区大会、全国大会が開催されています。 |
やっさい もっさい | 1974年かずさ青年会議所が企画し開催したのが始まりです。 |
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エバーグリーンコンサート | 1990年、創立25周年記念事業「夢が森をつくる」と題したコンサートを始まりに、かずさJC主催で何年か 開催した後、“かずさ音楽の森の会”に主催をうつし、現在は「かずさ音楽祭」として開催されています。 |
四市合併を考える | 木更津青年会議所設立当初から討議されていたそうです。2000年に住民アンケートを取る活動などを行ないました。 |
※このような先輩方が行った活動を詳しく知りたくなったら、納涼例会、望例会など先輩と交流する機会あるときなどに、積極的に聞きに行こう!!
かずさJCは、1969年9月19日に、台湾の花蓮において姉妹締結の調印式をおこない、以後お互いに交流し、現在も活発に交流しています。
我々の町木更津市は江戸時代より情緒豊かな港町として栄え、昭和になつてからは海軍航空隊基地として日本の国防の重要な役割を果しておりました。戦後は日本経済の成長発展に伴い東京湾横断橋の実現を近い将来に控え、京葉工業地帯の中心地として発展が約束されております。
この様な時にあたり、私達青年は、課せられた使命の重大さを痛感し、持てる若さと情熱を傾注し、地域社会の開発発展に貢献いたすべく、ここに志を同じくする者相集い青年会議所を設立する運びと成りました。
青年会議所(Junior Chamber of Commerce)は満20才から40才迄の指導的青年経済人によって組織された国際的な不偏不党の集まりであります。世界80余ケ国と共に日本に於きましても、現在全国300有余の都市に存在し極めてアクチイブな活動をいたして居ります。その目的と精神はJC綱領の示す如く、社会的、国家的、国際的な責任を自覚し力を合せ青年としての英知と、勇気と、情熱を以て明るい豊かな社会を築きあげることにあります。 その為に私達は指導的訓練(Leadership Training)を基調とした修練を積み、会員相互の深い信頼と連帯感(Friendship)を深め、社会への奉仕(Service)を行なうものです。
この様な活動を通し我が愛する郷土新しき木更津のより飛躍的発展を願うと共に日本国内はもとより世界の青年と提携し国際的理解及び親善を助長し世界の繁栄と平和の為微力を尽くし度いと念願しております。こゝに木更津青年会議所設立の趣旨があります。何卒地域社会の各位におかれては心からなる御賛同と積極的な御協力を切望致す次第であります。
昭和40年11月
木更津青年会議所設立準備委員会
That faith in God gives meaning
and purpose to human life;
That the brotherhood of man
transcends the sovereignty of nations;
That economic justice can best be won
by free men through free enterprise;
That government should be of laws
rather than of men;
That earth's great treasure lies in
human personality; and
That service to humanity is the best
work of life.
「信仰は人生に意義と目的を与え
人類の同胞愛は国家の主権を超越し
正しい経済の発展は
自由経済社会を通じて最もよく達成され
政治は人によって左右されず法によって
運営さるべきものであり
人間の個性はこの世の至宝であり
人類への奉仕が人生最善の仕事である」
To provide development opportunities / that empower
young people / to create positive change.
より良い変化をもたらす力を青年に与えるために発展・成長の機会を提供すること。
To be the leading global network / of young active citizens.
若き能動的市民の主導的なグローバル・ネットワークになること。
一般社団法人 かずさ青年会議所
第58代 理事長
金見代 雄
10年後、自分たちの住むこのまちは今と変わらずあり続けているのだろうか。
人口減少及び少子高齢化の進展において、合計特殊出生率が全国平均1.36%に対して千葉県は1.28%と低い値を示し、全国でも41位と下位に位置しています。かずさ地域においては出生率が5.61%(木更津市7.25%、君津市5.58%、富津市1.10%、袖ケ浦市8.50%)と千葉県の平均値を上回ってはいますが、千葉県全体が長期的な人口減少は、買い手のみならず働き手も減少することから、需要と供給の両面で縮小が起こり、経済活動の停滞が懸念されています。
また、社会や経済の成熟化に伴い、量よりも質の高さへと消費やライフスタイルに対する考え方が変化し、より付加価値の高い製品・サービスへの転換及び事業モデルの再構築が急務であると言えます。さらに、千葉県やかずさ地域の強みが周知されていないことにより、千葉県民やかずさ地域の市民としての帰属意識が低下し、まちの魅力が失われつつある地域や、人口減少による消滅可能性都市も存在しています。
以上のような、社会問題、経済問題、帰属意識問題などに我々は立ち向かっていかなければなりません。
青年会議所の目的を一言で表すならば、「社会と人間」の開発と考えます。我々はJC三信条を掲げ、リーダーシップ開発である指導力開発と、社会奉仕活動である社会開発で構成される青年会議所運動を展開しています。
明るい豊かな社会の実現に向けて、まちの問題を行政や市民の中から掘り起こし、その問題の解決を図ってまいります。
社会にはまちが含まれますが、当然ながら会員個々人の仕事や家庭なども含まれます。我々は青年会議所という舞台を通して自らの成長を求め、仕事、家庭、身の周りをより良くさせなければなりません。そして、我々の宝であります先輩諸兄から受け継がれるかずさ青年会議所の伝統や地域との繋がりを大切にして運動をすることで、まちに良いことが必ず還ってくると信じて、明るい豊かな社会の実現を目指してまいります。
そのためにも、かずさ青年会議所として青年会議所運動のMissionを今一度立ち返り、一貫した運動を起こせる会員が一人でも多く増えることで、さらに強固なかずさ青年会議所を創造し、まちのための運動が出来るよう尽くして参ります。
青年会議所は会議を通して地域の課題解決のために運動を展開していく組織です。効果的に課題解決を推進していくためには、会議や例会の事前準備を徹底的に執り行い、当日の会議運営を円滑に進めていくと共に、会議のみならず各種事業への動員も促し、かずさ青年会議所が一体となって課題に取り組んでいく体制を構築していく必要があります。また、かずさ青年会議所の伝統事業である『直前会頭例会』を設え、会員メンバーの例会事業への意識向上や青年会議所活動の本質を学び、かずさ青年会議所活動の一助といたします。
総務広報は青年会議所運動を展開するための重要な基盤です。青年会議所運動の質的価値を高めるために、HPやSNSの発信、キャッシュレス化、毎年発行している『すずの音』などITを活用し、ペーパーレス化を図りつつ、対内対外共に伝わる広報を実施することで効果的な運動が一つのまち全域に伝播するだけではなく、かずさ全域での運動という実行動へと変容します。
日本青年会議所では2020年度より組織改革が声高に叫ばれ、そのゴールは会員が青年会議所を好きになり、成長を求め青年会議所運動に邁進する姿であると考えます。
JCI Missionには「青年に発展・成長の機会を提供する」と明記されており、自らを成長させることはJAYCEEとしての使命です。しかし、現在かずさ青年会議所には入会3年未満の会員が会員全体の60%弱を占めており、何のために青年会議所を続けているのかを見失うだけではなく、解決へと導ける先導者が不足しています。本来の目的を理解し、地域の課題解決を推進するためには、JAYCEEとして成長するだけではなく、組織としても成長をするためには、常に前を向き、輝く己を描いていく必要があります。まずは、JAYCEEとしての主体性を育むために、青年会議所の意義、目的、必要性などの本質を学ぶ事業を開催し、リーダーシップ形成への道程を体感することで、青年経済人としての資質向上を促します。
そして、青年経済人としての成長に繋がる組織で在り続けるために、青年会議所と教育、ビジネスの関連を理解する事業を開催し、実例を交えることで、積極的に参加を希望する組織へと生まれ変わる契機とします。さらに、出向の有意義さを実感する事業を開催し、青年会議所活動のスケールメリットを活かします。幅広く活動することで、青年会議所を卒業した後もかずさのみならず広域に青年会議所への帰属意識を持たせることが出来ます。
しかし、青年会議所運動を通して周囲から信頼される人材へと成長することなくして、そのことが叶うことはあり得ません。かずさ青年会議所が、ご縁でかずさ地域の方々から必要とされるリーダーや「学び舎」と呼ばれるような多様性に満ちた組織へと進化することで、地域から必要とされるリーダーとなります。
青年会議所は地域に根差した課題解決を行っています。しかし、地域単体では解決が困難な事案も存在します。その際に、かずさ青年会議所単体のみならず、近隣LOMが連携することで運動の波を起こし、不可能を可能にしました。ニューノーマルが叫ばれる今だからこそ、従来に捉われない新たなパートナーシップを模索し、将来訪れる課題に対して怯むことなく果敢に取り組んでいく必要があります。
まずは、かずさ青年会議所運動による効果を最大限に高めるために、かずさ地域の他団体と連絡調整機関として機能し、かずさ地域の課題解決に繋げます。さらに、誰一人取り残さないというSDGsが掲げる目標を実現するために、SDGsのゴールと照らし合わせた例会事業を地域の近隣諸団体や他LOMと展開していくことで、誰もが希望を持つことが出来るかずさ地域の未来を創り上げていきます。
そして、災害にも耐え得るかずさ地域を創造するために、青年経済人の視点からの防災協定を結び、普段からの災害への備えを推進することで、かずさ地域へ防災・減災を発信します。かずさ地域の企業、県民、自治体などパートナーシップの対象は無限に広がっています。我々かずさ青年会議所の経験とパートナーの経験を掛け合わせ、新たな価値を生み出すことで、持続可能なかずさ地域を創造いたします。
経済、文化等を通じて会員相互の理解と友情を深め、さらにその感化を地域社会に及ぼし、異国間の親善と友好のために寄与する目的として1969年9月19日に姉妹締結を結んだ、社團法人花蓮國際青年商會との交流も54年目となります。
国際交流事業とは、他国民族との交流と友好関係を結ぶことで相互理解を深め、そして長きにわたる友好関係と伝統を受け継いでいくことで世界平和の一助となり、今後も継続が必要です。社團法人花蓮國際青年商會との関係を維持し『恒久的な世界平和』の一歩となることを願って友好関係を更に深めてまいります。
昨年度から、中期ビジョンを掲げ開催したかずさまちづくりフェスティバルには主管益、地域益、参加者益、主催者益の4つの益が求められます。特に開催地の地域益は、青年会議所運動の目的の1つでもある社会開発の観点から必要不可欠です。かずさまちづくりフェスティバルは地域の魅力を再発見することで、かずさ市民としての帰属意識を高める好機と考え、今年度もかずさまちづくりフェスティバルを開催いたします。
しかし、地域が単体としての特色を発揮するだけでは限界があります。かずさ地域が持続可能な地域として、アクティブシチズンの集合体としてのかずさ青年会議所が立ち上がり自治体、企業、かずさ市民、そして様々な団体と今まで以上のかずさの魅力を構築し発信していく必要があります。
今年度のかずさまちづくりフェスティバルは、かずさ地域の様々な団体と、共に手を携え今まで以上のかずさの魅力を構築し強く発信し開催いたします。
2018年度から2021年度期首までの会員数の推移は、全国平均が14.5%の減少に対し、千葉県内においては23.0%の減少と全国平均を大きく上回って減少しています。コロナ禍においても組織拡大が停滞しているLOMがある一方で、成功しているLOMも存在します。会員拡大活動の停滞は、会員数の減少に繋がり、事業構築や運動展開にかかる一人当たりの負荷が増加し、会員拡大活動まで意識と行動が及ばなくなり、組織の規模縮小に一層拍車が掛かってしまいます。かずさ地域と持続可能な組織で在り続けるためにも、会員拡大活動を継続的に成功させていく必要があります。
まずは、会員数を純増させるために、会員拡大活動を行う意義のみならず、具体的な拡大手法を基礎から学び、徹底的に体得できる事業を開催し、青年会議所の理念を入会候補者が共感できる拡大手法を展開することで、入会後の退会も防ぎます。
そして、災禍でも拡大活動を推進していくために、退会者に歯止めを掛けつつも会員拡大活動を成功する仕組みを構築しているLOMの手法を調査、研究し、成功要因を共有することで、組織拡大の障害を取り除きます。さらに、拡大活動を円滑に進めていくために、会員全体で活用可能な組織拡大のITツールを制作し、入会候補者に青年会議所の情報を発信・拡散する環境を構築することで、入会を力強く支援します。入会候補者にとって我々が魅力のある人間として映るだけではなく、「自己成長したい」「社会貢献したい」「人脈を広げたい」という入会候補者が本質的に欲していることを把握した上で、それを提供できる組織であることを説明することが大切です。同じ志を持つ仲間が増える組織拡大の成功が、かずさ青年会議所が持続可能な組織へと進化することを確信しています。
一般社団法人 かずさ青年会議所
総務広報委員会 委員長理事
佐藤 達也
10年後もこの街が今と変わらずあり続けるために、我々かずさ青年会議所は地域社会の発展に貢献し続けていく必要があります。
地域社会の発展のためには、何よりもまず「人」が不可欠です。人が増えることで地域経済も成長し、さらには公共の福祉も充実し、一層人を呼び込める好循環を生み出すことにつながります。人口減少が叫ばれている中で、いかに人を呼び込めるか、そのためのかずさ地域の魅力をいかに発信、拡散できるかが鍵となります。かずさ青年会議所の中でその役割を担っているのが総務広報委員会です。
かずさ青年会議所が設立されてから今年で創立58年を迎えます。この58年の歴史の中で諸先輩方が築かれてきた伝統、事業を継承しつつ、魅力あふれる情報を発信する広報活動を行っていくことで、明るい豊かな社会の構築を図っていきます。
総務広報委員会として、我々の活動の基盤となる毎月の例会や総会の設営と資料管理を滞りなく行い、円滑な組織運営を目指します。これにより2023年度かずさ青年会議所の組織体制を盤石なものとし、諸先輩方が積み重ねてこられた伝統を継承し次世代に繋げることのできる団体の形成へとつなげてゆきます。
また、今年度もホームページや各種SNSの更新・投稿を行い、例会や事業開催の案内・結果報告の掲載を高頻度で行います。青年会議所の魅力あふれる情報を発信・拡散する環境を構築することで、入会希望者を力強く支援します
さらには、各種資料のペーパーレス化、事業費のキャッシュレス化を図ることで事業の業務効率向上につなげます。
担当する2月例会では、広報活動のあり方、やり方を学べる事業を設営し、メンバー一人一人が地域の魅力を発信(広報)できる土壌を形成していきます。
5月例会では伝統の直前会頭例会を開催し、メンバーの例会事業への意識向上や青年会議所活動の本質を学び、かずさ青年会議所活動の一助といたします。
7月はサマーコンファレンスが開催されます。日本中の青年会議所メンバーが横浜に集まり、普段なかなか交流ができない他LOMのメンバーとの接点を持ち、青年会議所活動の意義を再認識する機会となります。
8月のかずさまちづくりフェスティバルでは、かずさ地域の魅力を外部に発信するイベントを開催いたします。地域の魅力を発信すると同時にメンバー自身もかずさ地域の魅力を再発見し、地域の誇りをもって青年会議所活動ができる機会を提供していきます。
例会における3分間スピーチではメンバー一人一人が自身の考えを多くのメンバーの前で発表することで伝達力の向上につながる場として設けます。新入会員認証式では新たに会員となるメンバーを全員で迎え、かずさ青年会議所会員としての自覚をしっかりと認識してもらえるよう、規律ある認証式を設えます。
担当する例会はもちろん、すべての事業が円滑に進むよう事前準備を徹底し、かずさ青年会議所メンバーの活動を円滑に行うための基礎を築き、守ります。
さらには私自身縁もゆかりもなかった木更津に移住し、かずさ地域の素敵なところを多々実感しております。こうした経験を踏まえ広報という立場からも、積極的に外部の方々にかずさの魅力を伝え、人を呼び込み、地域社会の開発発展に貢献していきたい所存です。
一般社団法人 かずさ青年会議所
組織改革アカデミー委員会 委員長理事
松田 梨沙
かずさ青年会議所は明るい豊かな社会の実現に向けて、かずさ地域で活動をし続けています。諸先輩方からの教えや伝統は変わらず大切にしつつ、社会情勢や時代の変化にも寄り添えるよう、かずさ青年会議所も時代に即した活動が求められているのではないでしょうか。
昨今、かずさ青年会議所は入会3年未満の会員が全体の60%弱を占めており青年会議所の在り方を先導できる現役会員が少ない事が課題となっています。
しかし、そこを強みに変え伝統を守りつつ新しい風を取り入れる。それこそが変革の起点になるのではないでしょうか。
4月第一例会アワーでは持続可能な組織運営づくりのために、自己研鑽は勿論のこと組織として成長するため、青年会議所の理念や目的などを学び成長に繋がる組織で在り続けるために、教育・ビジネスに関連する事業を計画。地域の方々にも還元できる例会を開催します。
そして、地域から必要とされる「人財」をかずさ青年会議所から発掘、輩出することを目指します。
また、7月第一例会アワーでは関東地区大会が我々と関係性の深い館山JCの拠点でもある館山で行われます。かずさ青年会議所運動による効果を最大限に高めるためにもメンバー全員で出席し様々なフォーラムに参加することで、会員の所属している事業拡大や若者の地元企業への就職率減少といった、かずさ地域の問題解決に役立てると考えます。そのために館山で行われる関東地区大会への協力や出向者をより多く輩出し対外との交流を持つことで、入会3年未満の会員へ、より自律性の強い「人財」に成長する機会を提供することが出来ます。
自律性の自律とは、自らを律することを意味します。物事を進めるにあたり自分自身で計画を立て、自らの考えで目的達成のために行動することを指します。そこで、かずさまちづくりフェスティバルでは、多様性に満ちたかずさ青年会議所の会員と力を合わせ、地元企業の方々と連携し未来の担い手である若者達に、かずさの魅力を感じてもらえる事業を計画していきます。
生まれ育ったかずさの地で、活動することの素晴らしさを多くの若者に感じてもらえるような事業にしていきます。そして彼らがいずれ、かずさ青年会議所を担っていく「人財」になるのではないかと思います。
12月例会アワーは我々の委員会の役割を締めくくる最後の事業となります。卒業生が入会をしてから卒業に至るまで、かずさ青年会議所活動に、ご尽力していただいたことへの労いと感謝をこの卒業式で表現していきます。卒業生から会員への「ありがとう」の感謝の想いと、会員から卒業生への「お疲れ様でした」を心から伝えられる例会アワーを設えます。
最後に様々な人とのご縁を大切に活動し、かずさ青年会議所の会員はもちろんのこと私自身が楽しめる1年であるよう挑戦して参ります。
一般社団法人 かずさ青年会議所
連携推進委員会 委員長理事
中川 綾乃
私たちかずさ青年会議所は木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市で活動し、かずさ地域の明るい豊かな社会を目的として行政や近隣LOM と連携しメンバーと共に課題解決を発信しています。その課題解決には様々な視点で学ぶことが重要だと考えています。ニューノーマルの時代、今よりも多様性あふれる住みやすい街になり人口が増え、かずさ地域で働く人が増え経済が発展していけるよう、かずさ青年会議所の一員として、そしてこの街に住む一人として、未来のかずさ地域が一層発展の為に何が出来るか、学びを通してかずさ青年会議所から新たな運動の波を起こしていけたらと思います。
まず、3月第一例会は4月に行われる千葉県議会議員選挙に向けて、候補者ネット討論会を設います。2015年から「18歳」から投票権が持てるようになり、次世代を担う若い青年にもより選挙に関心を持ってもらうための一助とします。
6月第一例会ではSDGsについて学んでいきます。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称であり、「持続可能な開発目標」と表されます。2016年から2030年までの15で達成すべき17のゴールと 169のターゲットで構成されており、現在2022年日本は世界第19位です。17のゴールの内、6つの取り組みが深刻な課題とされています。6月第一例会で取り上げるのはそのうちの一つである目標5「ジェンダー平等を実現しよう」についてです。
2022年ジェンダーギャップ指数では日本は146か国中116位です。ジェンダーを理解しているつもりでもどこか漠然としていてジェンダー平等について改めて深く考える機会というのは少ないのではと感じています。フルタイムで働く女性が増え、「女性だから」「男性だから」という時代から、性別に捉われず生きていける時代に変化しています。また、かずさ地域で働く女性管理職の増加、男性の育児休業取得の普及、家庭での役割分担、夫婦での子育てを夫婦のどちらかが協力するというのではなく一緒に育てていく環境がかずさ地域で拡がるようにメンバーから発信していけるきっかけづくりをしたいです。
また、働き方の多様性で Diversityが重要視されています。コロナ禍の影響でニューノーマルな働き方が一気に進み、都会ではなくとも自身が住むまちで活動が出来るようになっています。働き方の多様性という意味では一人ひとり考え方や価値観、これまで生きてきた環境も様々です。お互いを認め合い尊重することはとても大事です。さらに県外からかずさ地域に移住する人が増え、多様性あふれる働き方で経済発展に繋げられる気付きになるような10月第一例会を開催いたします。
千葉県内25LOMが集う千葉ブロック大会やASPAC大会については、メンバーへ周知協力を促し青年会議所での会員活動の意義を再認識し、他LOMとの交流を深めていけたらと思います。そしてかずさ地域が発展していくための学びの場となるように参加推進を行います。
自然災害が多くなっている今、かずさ地域をより良いまちにするためには突然起こる災害に迅速かつスムーズに対応する力が必要です。我々だけでは不可能なことも各行政や他LOM、企業等とパートナーシップによって様々な視点で連携が図ることができ、大きな力となります。そして誰一人取り残されない持続可能なかずさまちづくりの一つとしてその架け橋になりたいです。
連携推進委員会としてかずさ地域を中心に活動している他団体との窓口になり、メンバーへの周知、連携を図り、各地域事業への協力及び支援を行って参ります。
最後にこれらの活動を通して「どうしたらかずさ地域がより発展していくか」を共に考え活動していきたいです。かずさ青年会議所メンバーから行政、他団体等と連携、発信、意識改革が出来るよう1年挑戦して参ります。